スクールなどに通うことなくスペイン語を勉強しようと思った時に、真っ先に考えるのはNHK の語学講座の利用でしょう。
NHK の語学講座にはテレビ講座とラジオ講座の2つがあります。率直に言って、テレビ講座はあまり役に立ちません。内容が断片的で、体系的な学習が出来るとは言いにくいのです。
一方でラジオ講座は、学ぶべきことを一通り網羅しているようです。しっかりと学ぼうと思うのなら、ラジオ講座を使うのが良いでしょう。
ペースが速すぎるのが難点
ただ、ラジオ講座にも難点が無いわけではありません。何が問題かというと、授業のペースが速すぎるのです。
NHK のラジオ講座の入門編は半年で一通りの文法を終わらせることが多いようです。このペースが速すぎるわけですね。
これは大学の第二外国語の授業などと比べてみると良くわかるでしょう。大学の第二外国語だと、2年かけて一通りの文法事項を勉強するというカリキュラムの所かが多いのです。
NHK のラジオ講座が、如何に急いですすめているかがわかるでしょう。もちろん、放送のスケジュールを考えれば、半年単位になるのは仕方がない点もありますけどね。
最近は1年かけてすすめるケースもある
ちなみに最近は、入門編を1年かけてすすめるケースもあるようです。あるいは、半年の講座でも、半年間に全てをやるのではなく、基礎的な部分だけに絞って授業をするということもあるようです。
さすがにNHK の担当者も、半年で全てをやるのは無理だと気づいているのでしょうね。
いきなりNHK の講座だときついと思う
何にしても、半年で一通りの講義を行うスタイルの場合、初学者がついていくのは不可能です。初学者がNHK のラジオ講座を利用するのなら、途中で脱落することも考慮したうえではじめるべきでしょう。
例えば、最初の2か月分だけ放送を録音しておいて、その部分を何度も繰り返すのです。無理に6ヶ月続けるよりも、こうやって基礎の部分だけを反復して学習した方が、有効に時間が使えるものと思います。
最初から無理なことをしていると知っていれば、途中で脱落しても変な劣等感は抱かないで済みますしね。
半年か1年経てば、また新しい講座が始まるので、その時についていけるように1回目は基礎の習得に注力しましょう。
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